【エキスパートナース】
Vol.32 2016年11月 臨時増刊号

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1冊ワンテーマの深堀り記事は永久保存版!

単品価格:1,676円
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─表紙・目次─

(1) 降圧薬/
(2) 抗不整脈薬/
(3) 利尿薬/
(4) 抗血小板薬・抗凝固薬/
(5)下剤/
(6) 解熱鎮痛薬(NSAIDs など)/
(7) がん疼痛に対するオピオイド鎮痛薬/
(8) 睡眠薬・抗不安薬/
(9) 不穏に対する向精神薬/
(10) 抗てんかん薬/
(11)血糖降下薬/
(12)インスリン製剤(自己注射+性脈注射)/
(13) 抗菌薬/

コンテンツ・レビュー・読み放題─

医療現場では、いかにして最適の医療を行うかについて、医療チームがそれぞれの役割を担って日々忙しく働いています。自分の病状に不安を抱えながら外来での診察を受け、ほっと胸をなでおろす患者や外来治療だけで対処されている患者、あるいはさまざまな検査をして入院での処置を必要とする患者など、毎日があわただしく過ぎていきます。新しい研究をもとに手術手技や検査方法が発表されたり、新薬が登場したりで診療技術も日々変化しています。そして、このような医療現場では、どうしても薬の力を借りざるを得ない患者がほとんどといってもいい実態があります。新薬が登場したおかげでそれまで治せなかった病気が駆逐されたり、手術が可能となったり、あるいは薬の副作用が劇的に軽減されたりと、薬の力は侮れないものです。

新薬を研究開発、そして上市する製薬会社の努力はなみなみならないものがありますが、医療従事者がその新薬を使いこなすためにはかなりの時間が必要です。さまざまな経験のなかから新しい臨床効果が見つけ出されたり、思ってもみなかった副作用が出てしまったりと、医療従事者それぞれが適切な対処をするなかで生まれてくる事実も数多くあります。このような医療現場で薬の専門家としての薬剤師が病棟業務に従事し始めて久しいですが、依然として、看護師が与薬をはじめとした薬の服用、あるいは使用現場に立ち会うことが圧倒的に多いです。したがって、病棟でよく使用される薬について、看護師は十分な知識をもって業務に従事する必要があります。

月刊誌である「エキスパートナース」では、これまで増刊号として「病棟でよく使われる”くすり”」および「病棟でよく使われる”くすり”Part2」を刊行して、多くの読者の支持を得ています。新規看護資格取得者は毎年5万人ともいわれていますが、晴れらが看護学校で得た薬の知識を現場に活かすために、臨床現場でよく使われている薬の知識を得ることは重要です。現場で先輩方に聞くことも重要なことですが、自ら進んで知識を習得しておくことこそが外事なことです。そのためには、よく用いられている薬剤を簡潔にまとめた書物で勉強することが肝心です。

本書「病棟でよく使われる”くすり”」では、現場で病棟業務を経験している、あるいは経験してきた薬剤師が各項目のポイントをまとめています。2冊の増刊号では23の項目についてまとめられていますが、本書では13項目を取り上げています。臨床現場に即した薬の知識を得て、現場で看護業務に活かしていただきたいものです。さらに、現在看護学校で学んでいる看護学生にも手に取ってもらえれば、これから現場に出て遭遇する薬剤についての予備知識が得られるものと期待されます。

 本書の構成/ 

本書は、各項目の冒頭に「薬剤一覧」が掲載されています。また、本文は「[1]知っておきたい選択の基準」「[2]薬剤の特徴」「[3]観察・ケアのポイント」の3部構成になっています。

まず代表的な薬剤を一覧として挙げられています。本文「[2]薬剤の特徴」と対応しています。「[1]知っておおきたい選択の基準」では、どの場合にどのタイプの薬剤を選ぶのか、処方のされ方を示しています。「[2]薬剤の特徴」では、それぞれの薬剤の特徴とポイントを示しています。「[3]観察・ケアのポイント」では、投与時の注意点や、観察ポイントを示しています。

─本書の使用上の注意点─

・本書に示す薬剤の商品名は、例として一部を示しています。自施設の採用薬でご確認下さい。
・用法・容量は、特に記載がなければ成人に投与する場合のものです。
・適用、用法・容量、副作用などは、2016年9月20日時点での情報です。

 (8) 睡眠薬・抗不安薬/ 

●知っておきたい選択の基準/

不眠症の治療では、生活習慣の改善などの睡眠衛生指導が必要ですが、非薬物療法を行っても改善が乏しい場合には、薬剤の服用が考慮されます。

薬剤として基本的には睡眠薬が用いられますが、不眠の原因が不安の場合には、抗不安薬が使用されることもあります。

睡眠薬と抗不安薬は「マイナートランキライザー」と呼ばれており、似たような作用をもっています。このうち、睡眠作用が強いものを「睡眠薬」、抗不安作用が強いものを「抗不安薬」と呼び、使用しています。

●観察ケアのポイント/ベンゾアゼピン系薬剤は筋弛緩作用と長期使用に注意する/

ベンゾアゼピン系薬剤(非ベンゾアゼピン系睡眠薬とベンゾアゼピン系睡眠薬・抗不安薬)の多くが肝臓で代謝されるため、加齢とともに肝機能の低下した高齢者や、肝機能障害をもつ患者では薬の代謝が遅れ、体内に薬の成分が蓄積し、副作用が増加する可能性があります。

特に高齢者では中枢神経系の副作用が強く発現しやすいため、注意が必要です。

本誌は、「照林社」のサイトにて10ページ程度ですが、読み放題です。