【エキスパートナース】
Vol.35 2019年8月 臨時増刊号

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─表紙・目次─

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 Part1 循環器編/

・心機能のアセスメント/
・脈拍のアセスメント/
・虚血性心疾患の理解/

 Part2 呼吸器編/

・呼吸音のアセスメント/
・酸素化のアセスメン/
・気管内吸引の理解/
・換気障害のアセスメン/

 Part3 脳神経編/

・脳梗塞の理解/
・脳梗塞の早期発見/
・意識障害のアセスメント/
・摂食嚥下障害のアセスメント/

 Part4 消化器編/

・腸の動きのアセスメント/
・消化管(消化吸収活動)のアセスメント/
・腹痛のアセスメント/

─編集・執筆─

 

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コンテンツ・レビュー・読み放題─

解剖生理に関して、重要だとは頭では分かっているけれど、どう看護にむずびつくのかわからず、覚えようと思ってもなかなか覚えられなかったという経験をしているナースは多いのではないでしょうか?無理やり覚えた知識は忘れるのも早く、臨床に出てから、もっと勉強しておけばよかったと、ときどき思っているのではないでしょうか?

また、解剖生理は、意思が教えると組織学がら入るため、とっつきにく面もあったように思います。

今回、解剖生理、形態機能学が苦手だと思っている人にも手に取っていただけるように、「身体の解剖生理を改めて学び、日常ケアに生かす!」ことをめざして、この増刊号が企画されています。臨床で特に役立つであろう視点で解説し、改めて知りたい看護の常識をわかりやすく書くことがこころがけられています。

手術室に勤めていると、開腹したら、”大網”に驚いたという方もいます。お腹を開いたら胃や肝臓・腸が見えるものと思っているからです。今では手術室でも内視鏡下の手術が増えて、なかなか実物が見える機会は減ってしまいましたが、機会をみて見学できるとなおよいですよね。

もう一つ、気管内吸引の学習を深めたときに、実際の気管支の線毛が、痰や異物をのどに出すように常に動いているのに、タバコの煙をふきかけたらピタッと動きを止めます。これを見たら多くの人が禁煙するのではないかと思います。2次元では限界がありますが、線毛の動きも想像しながら読んでいただけると、より理解が深まるでしょう。

この増刊号は、『エキスパートナース』2015年から2018年にかけて、循環器・呼吸器・脳神経・消化器・腎・泌尿器の領域で連載していたものをまとめてありますが、まとめるにあたり、最新のデータにバージョンアップされています。

皆さんが、少しでも解剖生理と臨床を関連づけて考えることができ、看護ケアに活かしていただけるものと思います。

 Part1 循環器編/

●心機能のアセスメント/

(1)心臓のポンプ機能に欠かせない4つの弁/
 ⇒「大動脈弁」「肺動脈弁」「僧帽弁」「三尖弁」/
(2)心音の強さの要因/
 ⇒心音が弱いということは、”閉じる力が弱い”ということ/
(3)心雑音の要因/
 ⇒心雑音は「圧較差」「逆流」である/
(4)心臓弁膜症につながる疾患/
 ⇒リウマチ熱、動脈硬化、心筋梗塞、組織変性などでも起こりうる/

●脈拍のアセスメント/

(1)脈拍のしくみと現れ方/
 ⇒大動脈の駆出が、抹消動脈まで伝わってきた波動が脈拍/
(2)脈拍の”異常”のメカニズム/
 ⇒脈拍数だけでなく、「強さ」「リズム」「左右差」などもチェック/
(3)”触診”による脈拍測定の重要性/
 ⇒脈の異常は、自覚症状がないことも/

●虚血性心疾患の理解/

(1)真菌に酸素を届ける血管/
 ⇒右心室は「右冠状動脈」、左心室は「左冠状動脈」で栄養される/
(2)虚血性心疾患の原因と特徴/
 ⇒冠状動脈に血液が流れず、心筋の虚血による症状が起こる/
(3)右心不全と左心不全の症状/
 ⇒右心不全では前進の臓器に、左心不全では肺にうっ血が起こる/

 Part2 呼吸器編/

●呼吸音のアセスメント/

(1)呼吸器系の構造/
 ⇒肺の区分の左右差は、聴診に影響する/
(2)聴診器を当てる位置/
 ⇒特定の場所(位置)でないと、聴診しずらい部位がある/
(3)4つの異常呼吸音/
 ⇒連続的か遮断的か、高音か低音かで4分類する/
(4)気を付けて聴診を行いたい症例/
 ⇒がんの放射線治療中や特定の薬剤使用中の患者さん、高齢者に注意/

●酸素化のアセスメン/

(1)呼吸数の重要性/
 ⇒呼吸数は、見落とされがちなバイタルサイン/
(2)呼吸数測定のメリット/
 ⇒簡易に測定できる、重症度の目安になる/
(3)パルスオキシメーターの注意点/
 ⇒SpO2は、”酸素量”そのものを見ているわけではない/
(4)低酸素状態の判断/
 ⇒実際は、”SpO290%異常”でも、低酸素になっていることがある/

●気管内吸引の理解/

(1)気道の構造と特徴/
 ⇒右主気管支は太く、短く、角度が急で、誤嚥等が起こりやすい/
(2)誤嚥性肺炎のリスクと予防/
 ⇒口腔ケアや起座位/
(3)吸引カテーテルの挿入長/
 ⇒挿入長が長くなると、吸引の合併症のリスクが上がる/
(4)気管内吸引の時間と圧/
 ⇒15秒以内、低圧(20kPa)で実施する/

●換気障害のアセスメン/

(1)換気障害時の呼吸補助筋の動き/
 ⇒呼吸状態が悪化すると、呼吸補助筋が目立つようになる/
(2)換気障害の分類/
 ⇒COPDでは、1秒立が70%未満になる/
(3)禁煙効果のエビデンス/
 ⇒禁煙による効果は、年齢を問わず現れる/

 Part3 脳神経編/

●脳梗塞の理解/

(1)脳梗塞の危険因子を管理する重要性/
 ⇒危険因子の高血圧、心房細動等に注意/
(2)脳卒中を早期発見する重要性/
 ⇒血栓溶解療法は発症4.5時間以内に、早期発見が重症化を防ぐ
(3)麻痺の起こる部位と脳の障害部位/
 ⇒下肢は前大脳動脈、上肢や表情は中大脳動脈の障害で麻痺が発生/
(4)脳卒中を発症した患者・家族への指導/
 ⇒食事や運動、禁煙などの重要性と、再発時の見抜き方を伝える/

●脳梗塞の早期発見/

(1)脳梗塞の危険因子を管理する重要性/
 ⇒危険因子の高血圧、心房細動等に注意/
(2)脳卒中を早期発見する重要性/
 ⇒血栓溶解療法は発症4.5時間以内に、早期発見が重症化を防ぐ
(3)麻痺の起こる部位と脳の障害部位/
 ⇒下肢は前大脳動脈、上肢や表情は中大脳動脈の障害で麻痺が発生/
(4)脳卒中を発症した患者・家族への指導/
 ⇒食事や運動、禁煙などの重要性と、再発時の見抜き方を伝える/

●意識障害のアセスメント/

(1)意識障害のメカニズム/
 ⇒脳幹網様体・視床下部・大脳皮質が意識を覚醒状態に保つ/
(2)意識状態のアセスメント/
 ⇒JCS、GCSを用いて迅速に意識状態を評価する
(3)意識障害時のフィジカルアセスメント/
 ⇒原因が脳か、全身性の因子かをアセスメントする/

●摂食嚥下障害のアセスメント/

(1)摂食嚥下のプロセスと、用いられる機能/
 ⇒摂食嚥下は、唇、顎、表情筋群などの多様な部位の作動で成立する/
(2)摂食嚥下にかかわる8つの脳神経/
 ⇒アセスメントで障害部位を見極め、介入につなげる
(3)摂食嚥下障害と食事介入/
 ⇒正しいアセスメントを踏まえての、早期の嚥下訓練が求められる/

 Part4 消化器編/

●腸の動きのアセスメント/

(1)体表面から見た腹部臓器の位置/
 ⇒腸蠕動音は、横隔膜を越えた、胃、小腸、大腸の動きを聴いている/
(2)腸蠕同音に影響を与える要因/
 ⇒「疾患」「環境」「その他」の要因がありうる
(3)イレウスの病態・徴候/
 ⇒各種要因で起こった通貨障害がイレウス、聴診上の特徴は「金属音」/

●消化管(消化吸収活動)のアセスメント/

(1)消化管(胃・小腸・大腸)の正常な機能/
 ⇒臓器別に「消化」「吸収」の役割をもつ/
(2)消火活動の”危険”な状態/
 ⇒原因や随伴症状をヒントに判断していく
(3)消化管活動の観察に必要な情報/
 ⇒便性状とともに、腹部症状を観察する/

●腹痛のアセスメント/

(1)腹痛の発生機序と部位・原因疾患/
 ⇒腹部の痛みの”特徴”や”部位”から疾患を推察する/
(2)腹痛を伴いやすい主な消化器疾患/
 ⇒患者の既往が”どのような腹痛”を招きやすいかを確認する
(3)腹痛に対して行われる検査・治療/
 ⇒原因の鑑別と治療薬剤トピックス/

 Part5 腎臓・泌尿器編/

●膀胱留置カテーテルの理解/

(1)外尿道口から膀胱の構造と特徴/
 ⇒男女で構造が大きく異なる/
(2)膀胱留置カテーテル挿入時の注意点/
 ⇒男性は尿道損傷に、女性は尿路感染症に注意
(3)尿道損傷のリスクと予防/
 ⇒バルーン内に蒸留水を注入するのは尿の流出を確認してから/
(4)尿路感染のリスクと予防/
 ⇒カテーテルの留置によりさまざまな感染の危険が生じる/

●血液透析の理解/

(1)腎臓の構造と機能/
 ⇒腎臓の最も重要な機能は、体液の”質”と”量”を一定に保つこと/
(2)血液透析のしくみと種類/
 ⇒透析患者の68.2%は、血液透析法(HD)を行っている
(3)バスキュラーアクセスの種類と管理/
 ⇒バスキュラーアクセスは患者さんの命綱/

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