家族療法・家族支援(心理療法)領域のおすすめ雑誌『家族療法研究』を紹介・ガイドしています。

 

表紙、値段・価格、発行、創刊、出版社公式サイト、内容の概要などの媒体基本情報の他、読者層、豆知識、プレゼント情報や当サイトオリジナルの紹介文、レビュー、誌面イメージ、口コミ評価、豆知識等を掲載しています。最新号のみではなく、バックナンバー、増刊号も掲載しています。

 

媒体の基本情報・概要

家族療法研究│表紙

紙媒体

1冊(単品)価格:2,200円(本編)

1年間定期購読価格 6,600円(本誌 3冊)

B5判 │ 季刊 4,8,10月刊 │ 30日発売

(調査中) 創刊 │【金剛出版】(since1968年)

(調査中) 部発行(金剛出版 広告媒体)

家族療法研究(Fujisan.co.jp)

 

 

 KEY Word : 家族療法,家族支援,精神療法,心理療法

 読者層の職種 : 医師 │ 臨床心理士 │ 看護師 │ ソーシャルワーカー │ 教員 │ 家庭裁判所調査官 │ 社会学者 │ 人類学者 │ 一般の皆様 

 

『家族療法研究』は、”家族とはなにか”と問いかけ、家族のニーズにコミットする家族療法領域を探求する学術誌です。医療職の方のみならず一般の方も読めるほど分かりやすい記事で構成されています。

 

日本の家族をとりまく環境は昭和から平成に入ったころから大きく変化しました。発達障害やひきこもりの増加、うつ病や認知症の増加、少子高齢化、婚姻率の低下、晩婚化といった、個人や家族システムに影響された社会環境の変化により、家族の抱える葛藤や問題も急激に変わってきています。それに伴い、家族が求める援助のニーズは多様かつ複雑になってきています。

家族の一人に問題行動や疾患が現れると、何とかしようと努力しますが、いずれそれに対してどのようにしたらよいのかわからなくなってくる場合もあります。ひきこもりなどの問題行動の場合にこのようなことはよくあります。

ひとつ屋根の下で一緒に生活している家族は、それぞれが何を考えているかを十分に理解していると思っていても、実はお互いのことを理解していない場合が往々にしてあります。”家族なのに仲が良くない”のは私の家だけでは、と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実はそのような家族は思っている以上に多いのです。

医学的ではなく一般的にいうと、問題行動をする本人のみならず、その家族の方たちの相談も受けながら、家族ぐるみでの適切な療法を工夫することによって、症状や問題行動を治療しようという方法です。家族の関係をよりよくしていきたいという想いはあっても、その思いとは逆にときには行き違うこともあり、クライシスを招くこともあります。いつも感情的になってしまう、何を考えていて、どう対応していいか分からないなど家族それぞれの想いや考えを相談という安全・安心な医療という場で取り交わしていきます。

『家族療法研究』は、”家族を治療する”という新しい視点の治療法にフォーカスした「(社)家族療法学会」の学会誌です。

メンタル的な事象は個人的な問題だけではなく家族も含めて治療が必要な場合が多くありますので、「家族療法」という概念を取り入れた治療は有効だと思います。家族というニッチなコミュニティを対象とした治療法は、今後ますます重要性・必要性がましていくと思います。

 

 知識を習得しやすい特集・連載形式の誌面構成

『家族療法研究』の誌面構成は以下のとおりです。

●「書評」コーナー/

では、およそ10の書籍についてレビューがされています。レビューの内容はB5サイズの誌面に1,2ページ程度とかなりのボリュームがあり、これを読めばおおよそどのような書籍かのかが分かる程度に詳述されています。

 

●「映画に見る家族」コーナー

では、「黒い牡牛」と「トランボ」が紹介されています。いずれも、60年という時間を経た家族を描いたストーリーのようです。テーマにそって映画が紹介されていますので、見てみたいか否かの区別ができますね。

 

●「家族療法・ミニレビュー」コーナー

では、”発達障害論考はどのようなものか””国家がなぜ家族に干渉するのか”といったことについて、論評が記載されています。

 

●「海外の動向」のコーナー

では、家族療法に関する最新の海外の動向や、海外における家族療法の歴史や変遷などが記事になっています。

 

 読者層は、

 ・医師
 ・臨床心理士
 ・看護師
 ・ソーシャルワーカー
 ・教員
 ・家庭裁判所調査官
 ・社会学者
 ・人類学者

 ・一般の皆様

です。

 

 

レビュー・誌面イメージ/Vol.35 2018年No.3号

 

【特集】一人暮らし

家族療法なのになぜ一人暮らしが特集になってるの・・・と不思議に思う方もいらっしゃると思います。

 

目次のタイトルは、大学生の一人暮らし、独居高齢者、家を出られない若者と家族、被災地とアルコール依存症、精神障碍者・退院後の一人暮らしなどです。

 

一人暮らしということは単身者ということです。単身者に対して個人療法ではなく家族療法をするとについては、古くは1983年にジョン・ウィークランドが”個人との「家族療法」”において、個人に対してもシステミックセラピーが可能であることを推奨していますが、現在においてその実践がどのような形で継承されているのかを、上記の目次のようなシーンについて論じています。

 

家族というコミュニティーは人間が生活していく上での最小単位のものですので、誰しもが何らかの関連性を持っています。医療職の方ではなく一般の方でも、書籍として読むことができ、「家族」について考えるいい機会になります。

 

人生が二者択一の積み重ねだとするならば、一般的にはどのような分岐が大きな影響力をも持ちうるのだとうか。例えば、男か女、どちらに生まれたのか。健康で生まれたのか、病気を持って生まれてきたのか。兄弟姉妹はいるのか、いないのか(いるなら、何人いて何番目なのか)。親は養育的なのか否か。性的志向性は、ヘテロかホモか。結婚するのか、しないのか。親と同居するのか、しないのか。子どもは作るのか、作らない(で養子をもらう)のか。離婚するのか、しないのか(するなら再婚はどうするか)。婚外交渉はもつか否か。こんなことを考えてみると何人で暮らすかということは、選択を許された数少ない分岐だと思い至る。

 

そこで、「一人暮らし」だ。選択によるものであろうとなかとうろ、一人で暮らす人の数は、増大の一途をたどっている。そこで人はどんな恩恵を受けるのか、あるいはどんな問題に苦しみそれを解決ないし甘受していくのか。これが、本特集号の挑むところです。

 

まずは、若者の独居と高齢者の独居について考える。就学・就職に伴う自立(Leaving Home/若者の巣立ちの問題)と高齢者の独居(プライドと子どもへの気遣い)である。もちろん、問題と抜き差しならない関係にある独居がある。ひきこもりの若者はなぜ一人暮らしに踏み切れないか、男性の単身赴任が文化とはならなかった韓国でのキルギアッパに顕著な妻と離れて暮らす単身の男性の問題、被災地の一人暮らし(被災・原発事故による家族の離散、孤立からのアルコール依存)、そして、精神障害者の一人くらし(地域移行・定着支援の課題)である。

 

上記のようないわゆる単身者に対して「個人療法」をせずに「家族療法」を実践するとはどういうことなのか。古くは1983年、ジョン・ウィークランドが「個人との『家族療法』」において、個人に対してもシステミックセラピーが可能であることを提唱したわけだが、現在、その実践はどんな形で受け継がれているのでしょうか。

 

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家族療法研究(Fujisan.co.jp)