看護研究領域のおすすめ雑誌『看護研究』を紹介・ガイドしています。

 

表紙、値段・価格、発行、創刊、出版社公式サイト、内容の概要などの媒体基本情報の他、読者層、豆知識、プレゼント情報や当サイトオリジナルの紹介文、レビュー、誌面イメージ、口コミ評価、豆知識等を掲載しています。最新号のみではなく、バックナンバー、増刊号も掲載しています。

 

媒体の基本情報・概要

看護研究│表紙

紙媒体 パソコン タブレット スマートフォン

1冊(単品)価格:2,200円

1年間定期購読価格(本誌 7冊) : 13,266円(個人) │ 10,692円(学割)

注意)定期購読は個人限定です。法人の定期購読不可です。

B5判 │ 奇数月刊+8月 │ 25日発売

1968年 創刊 │【医学書院】(since1944年)

9,000 部発行(医学書院 広告媒体

看護研究(Fujisan.co.jp) 【電子版

 

 媒体関連キーワード : 看護研究,PDCA,臨床知,エビデンス,看護科学

 読者層プロフィール : 看護研究者 │ 看護教員 │ 大学院生 │ 臨床看護管理者 │ 看護領域職全般の研究活動者

 

オリジナル紹介文

媒体概要

『看護研究』は、医学書院が奇数月刊発行している看護研究領域の専門情報学術誌として1968年(昭和43年)に創刊されました。”看護領域臨床知・エビデンスをPDCA・OODAループにより探求!”する研究誌です。

 

『看護研究』は、看護研究の羅針盤です。看護研究のテーマ選びなどの看護研究の実践におけるスキルアップ・ステップアップを目指いしている研究者・看護教員。大学院生・臨床看護師に役立つ情報誌です。

 

看護とは?研究とは?原点を常に見つめ、変わらない知を再発見し、変わりゆく知を先取りしながら、すべての研究者に必要な情報をお届けし、ともに看護学の未来を見据えた内容となっています。看護学の発展に向け、研究の充実がますます欠かせない時代です。看護における研究とは?問題発見から研究のプロセスまで、看護の学的方法の確立をめざし、看護における研究を追求し続ける、わが国唯一の看護研究理論誌です。

 

慣例的に行っていた看護のエビデンスを明確にして評価し直し、科学的な看護の実践につなげることが看護研究です。本誌は、我が国唯一の看護研究誌です。

 

看護研究という極めて難しい課題に挑むことにより、看護の発展に寄与しようとする雑誌です。研究テーマの抽出や看護研究の根幹の勉強にもなる本です。

 

内容のほぼ全てが英文のナンバーもあります。購読者は少ないようですが、今後ますます加速化する国際化に向けて購読したいナンバーです。

 

 看護とは?研究とは?看護研究を深堀りする!

そもそも看護とは?研究とは?看護研究とは?いったい何をすることなのでしょうか。看護研究とは、看護を科学するとも言えるのではないでしょうか。では、看護を科学するとはどういうことでしょうか。”看護研究とは何をするのですか”と聞かれて的確に回答できる人は少ないのではないでしょうか。

 

「ICN 看護の定義」においては、”看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者・保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割である。(日本看護協会訳、2002年)”と定義されています。なんだか理解できたような、できないような難しい内容ですね。

 

平易な言葉で表現すると、”看護は、あらゆる年代の個人、家族、集団、地域社会を対象とし、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和を行い、生涯を通してその最期まで、その人らしく生を全うできるように援助を行うことを目的とする。”ということになるのではないでしょうか。

 

看護研究の意義・必要性について、全国の看護管理者が考える看護研究の意義について、宮芝(2012)が雑誌「看護研究」に示しています。100床以上 の病院(1625施設)の看護研究の意見で多かったものは、① 「当該病院の看護実践、業務の点検・評価」、②「看護・医療の質の維持・向上」の2つでした。

 

看護研究は本来”看護の質の向上”に貢献するものと言われています。臨床で行う看護研究には、

 

①「研究目的を明確にし、業務改善を行うことによる看護の質向上」   業務研究等の取り組みを研究的な視点で行う
②「実践している看護の評価をもとに新たな看護を創造したり、看護の質向上を図る」   ”看護の質の向上をはかる知の創造”として研究に取り組む

 

という、2つの意味が含まれています。

 

①は、テーマ設定、研究デザインなどに時間をかけて、何を明らかにしたいのか「研究疑問」を はっきりさせて、取り組むこにより研究につなげる行為です。

 

②は、研究の力を身につけ、研究の質向上をはかることで、新たな知の創造につなげる行為です。看護研究本来の目的ですすめる内容です。

 

安全・安楽そして安心できる療養、そしてその人らしい生活を提供するための工夫が必 要です。工夫するための活動が知的活動である研究です。慣例的に行っていた看護をエビデンスを明確にして評価し直し、科学的な看護の実践につなげることが看護研究です。

 

衣装の進歩・発展が問われていますが、看 護もさらに発展させ、患者のニーズにそった看護の提供が求められます。看護において知の創造を生み出すことが、研究本来の目的を達成することにもなります。

 

誌面・記事構成

 知識を習得しやすい特集・連載形式で誌面・記事が構成されています。

スキルをアップさせるためには、知識を習得した上で実践する必要がありますが、『看護研究』は知識の習得に最適です。後はそれを実践するだけです。読者層に関心が高いと思われる内容について、ハイクオリティな記事が満載です。

●【特集記事】の例

「特集」では、研究にまつわる重要かつ新しいテーマを取り上げ、各方面から解説しています。

例)
・英文論文と査読
・国際学会で発表しよう その研究が,世界をつなぐ
・ケアの意味を見つめる事例研究 現場発看護学の構築に向けて
・看護の未来を創造する アクションリサーチ 人々とともに、人々のために
・未来語りのダイアローグとオープンダイアローグ 看護研究における「開かれた対話」
・DNPの理念と実際 専門看護師をさらに育てる博士課程教育

●【特別記事】の例

トピカルな「特別記事」や最新の研究成果、さらに、など、研究歴を問わず、時代の趨勢を見据えて研究全体を広くカバーした内容で構成されています。

例)
・communion(交感)という概念の可能性  -看護実践の暗黙知を明らかにする試み
・PICUに子どもが入室した両親の担った役割
・科研費審査システムの改革と看護の動向
・日本の医療分野における質的研究輪文の検討
・「医療現象学」の新たな構築

●【連載記事】の例

他領域や初学者も含めて、多様な視点から多様な知見を提供している連載です。

つながる 広がる 若手研究者のバトン!

例)
・専門看護師CNSとは何か
・理論構築を学ぶ-看護現象から知を生むために
・看護研究の基礎一意義ある研究のためのヒント
・創造360°社会に活きる研究活動を展開する-エンターテインメント・エデュケーションの挑戦(河村 洋子)

 

無料お得情報/豆知識

学生の1年間定期購読価格は10,692円(学割)です。一般の方の13,266円(個人)より2,574円割引され大変お得です。なお『看護研究』の定期購読は個人限定です。法人を対象とした定期購読の取り扱いはありませんのでご注意下さい。

 

読者層プロフィール/編集委員/執筆者

 読者層は、看護研究者、看護教育者、看護教員、看護管理職といった方々です。

日本看護協会の調査(2017(平成29)年8月)によれば、全国の看護師等学校養成所・研究機関で働く看護師は、16,120名、准看護師は45名、保健師は1,188名、助産師は1,501名、合計18,854名となっており、継続的に増員傾向にあります。「看護研究」の発行部数は9,000部ですので、職場内などで閲覧されていることを考慮すると、ほぼすべての看護研究者の方に読まれているのではないでしょうか。

 

医学書院によれば、読者層は研究者・看護教員68%、大学院生19%、臨床看護師9%、その他4%となっています。

読者層プロフィール比率のグラフ│看護研究

 

研究者・看護教員を中心に、大学院生、臨床の看護管理者など研究活動を行なう看護領域職全般の方々に読まれています。

 

 編集委員や執筆者は、幅広い話題に対応するため特に定めず、 特集テーマに合わせ、しかるべき専門家に相談しています。読者と同じ視点を持つベテラン研究者の方々もいます。

 

出版社公式サイト・オンライン書店紹介文

Fujisan.co.jp/口コミ・レビュー

口コミ・レビュー電子版レビュー

  • 読者満足度 : 80.0%(紙版60.0% + 電子版100.0%)
  • 投稿数 : 紙版1件 + 電子版1件 (2020年9月24日現在)

 

医学書院

紹介文

 

レビュー・誌面イメージ/Vol.51 No.3,2018年5・6月号

看護研究 2018年 No.3,5・6月号│表紙

 

コンテンツ

【特集】看護学における事例研究法の進化 質的記述的事例研究法の可能性

・看護学における事例研究法の進化  -質的記述的事例研究法の考え方と特性
・看護実践における省察的事例研究法の認識論的立場
・事例研究と省察的看護実践の循環  -事例研究論文の筆頭著者と看護管理者への面接調査から
・心理臨床学と「事例」に基づいた研究
・事例報告から事例研究へ  -質的記述的事例研究の組み立て/北欧ケアとは何か 看護研究への示唆

質的記述的事例研究の実際

・透析療法を患者が自律して導入するまでの待つ看護
・スティグマにより自尊感情の低下した糖尿病患者の自己コントロール感を取り戻す看護
・質的記述的事例研究法における倫理的課題を考える
・看護学における事例研究法の今後の展望

特別記事

・国際共同研究の醍醐味と課題   -アジアにおける高齢者施設の認知症高齢者の行動心理症状に関する研究から(牧本 清子)

連載

・専門看護師CNSとは何か  理論構築を学ぶ-看護現象から知を生むために

 

看護研究 2018年 No.3,5・6月号│目次(1)

 

看護研究 2018年 No.3,5・6月号│目次(2)

 

看護研究 2018年 No.3,5・6月号│記事(1) 看護研究 2018年 No.3,5・6月号│記事(2)
看護研究 2018年 No.3,5・6月号│記事(3) 看護研究 2018年 No.3,5・6月号│記事(4)
看護研究 2018年 No.3,5・6月号│記事(5) 看護研究 2018年 No.3,5・6月号│記事(6)

 

オリジナルレビュー

「看護学における事例研究法の今後の展望」では、看護が医学に比較して、ケアの効果がデータ化しにくいという、問題があること、個人情報保護のジレンマがあることなどの問題点を指摘した上で、臨床で看護師が事例研究を実施するには、研究と看護ケアを別々の文脈で捉えるべきではなく、日々の、目の前のケアに常に研究的な視点で取り組むという姿勢が必要になる、と締めくくっています。

 

【特集】看護学における事例研究法の進化 質的記述事例研究法の可能性

多様な学問領域における事例研究法の進展が著しい。この進展には、社会学者のYin(1994/近藤訳2011)や同じく社会学者のStake(1995)、そして教育学者のMerriam(1998/堀、久保、成島訳、2014)らの貢献が大きく、看護学においても促進的な影響を与えている。Yin,Stake及びMerriamは、1990年代から多くの書籍を求める事例研究法の意義とその方法を提示しています。

 

その頃から、看護学においても新たな時代の事例研究法の考え方に基づく論文が報告されるようになり、その後、質的事例研究法および記述的事例研究法の報告がされるようになっています(黒江、2013a)。これらの論文が対象とする事例(case)は、個人・家族だけではなく、小集団・組織・地域、あるいは開発したプログラムや特定のケアプロセスなど、その幅は広い。また、我が国においては、山本、鶏田(2001)によって臨床における事例研究の考え方と進め方が示され、看護職は実に多くの示唆を得ました。後には、看護学においても、沖中、西田(2014)による優れた報告がされています。

 

看護が実践されるところには、それぞれ個人や家族、組織や地域があり、そこには必ず看護職者がいる。そこには必ず看護職者がいます。そこでは人としての交流を基盤としながら専門的な看護が実践され、その応えに沿って、さらに看護実践が続いていきます。そのため、専門的な看護の実践が連続するとき、そこでは、看護という専門領域と人間の領域の事象が交錯してつながり、同時にそれにより、専門的な看護の知と技(わざ)に関わる事柄と哲学的な事柄が統合され、具現化されたものになります。

 

それゆえ、それぞれの個人や家族、組織や地域にも、現実に行われている個々の看護実践にも、さらには個々の看護実践者にも、その1つひとつに固有の特性がある。それぞれの個別の事例にはない方された多様性と複雑性があるが、それでもなお存在する事例間の共通性に私たちは驚き、それらを見極めることの重要性に気付かされます(黒江、2013a)。

 

看護職は今、さまざまな研究手法を手に入れているにもかかわらず、現実の看護実践が成り立った経過を見定め、そこから看護のあり方を問い、深く志向する”術(すべ)”を見失っているのではないでしょうか。現代に生きる人々にとって、看護とは何なのか、看護はどうあることが求められているのかを深く考えようとするとき、私たちは原点に戻ろうとし、そのときに希求するのは現実の事例です。それは、看護学が”いのち”につながる人間の存在意義や、かけがえのない個人としての生き方にアプローチする学問だからです(黒江、2017b)。

 

看護学において自連研究を実施する意義は、それによって今の時代を深く洞察し、未来につなげる必要があるからです。実践を基盤にした学問としての看護学を問い続け、事例研究、量的研究、質的研究、そして混合研究などの歴史的変遷を見通すことができる私たちには、そうした変遷を踏まえ、未来の看護の創生のためね省察することが課せられています。看護学における事例研究法はこの数年の間に飛躍的に進展し、その姿を明確にし始めています(山本、2017:黒江2013a:2013b:2016:2017b)。

 

本稿では、これまでの論考(黒江、2013a:2013b:2017bなど)に基づき、事例研究法がどのような経緯を経て現在に至っていいるかを踏まえ、質的記述的事例研究の考え方について、さらに思索されています。

 

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